頭のかたすみ

どっかのだれかのどうでもいいこと。

自分さえ


小学生の頃、定年退職後再就職したおじいちゃん先生が話していたことを今でも覚えている。「まずは自分のことをやりなさい。次に家族のこと友だちのこと、周りの人のことと範囲を広げていけばいい。大人になれば、そのうち世界のことを考えられるようにもなるだろうから」。今思い出してみれば実に日本人らしい考え方だなあと思う。しかし非の打ち所がない良い考えだと、思い出しては感心する。
まだまだわたしは自分のことさえままならなくて、沢山の人の手を借りて立っている。だからまず、自分のことだ。自分さえ守ることが出来なくてどうするというのだろう。自分のことが出来たなら次、手を伸ばす。慢心が過ぎる度に思い出すことにしよう。